トレーニングを続けた感想と経験できたこと-学生時代の「体育の授業の嫌な記憶」とはおさらば!

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どうも、英司です。新年あけましておめでとうございます。昨年はありがとうございました。そして2022年もぜひ本ブログをよろしくお願いします。

さて、新年一発目のエントリーです。いつもは社会や政治経済ネタ、LGBTネタが多いこちらのブログですが、今回はもっと個人的なことを。

2021年はちゃんとジム通いが続けられた初の年

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趣味とまでは行きませんが、実は2020年の3月からスポーツジムに通っています。ジム通いは今まで何度も失敗に終わっていましたが、2021年は初めて1年を通してあまりサボらずに通えた年となりました。

かく言う私も、過去に3度ほど挫折を繰り返していました。それ以来なんとなく後ろめたさがあったのですが、一昨年2020年の3月に近所に新しくてキレイなフィットネスジムがオープンするとのことで、これが3度目の正直ならぬ4度目の正直と思い、それこそ今回続かなければもう諦めようと思って入会しました。

「また挫折するのではないか」という心配は杞憂に終わり、なんとか現時点で2年近く続けることができています。過去の失敗と今回との比較をして気付いたこと、感じたことをまとめておこうと思いました。

2020年5月頃 まだ通い始め
2021年12月現在

過去の失敗との違いは何だったのか?

効果を実感できたこと

やはりこれに尽きると思います。
逆に言えば、これまで挫折してしまった一番の原因が「大変な思いをしているにも関わらず目に見えた変化がなかった」という理由から。

今まではYouTubeや本を見て見様見真似でマシンを使ったりしていたのですが、学生時代から運動が得意な方ではなく、運動部への所属経験もなくスポーツをする習慣がなかった身としては筋肉への刺激が正しく入っているか?ということがなかなか感覚として理解できず、自分のやり方が正解かどうかもよくわからないままトレーニングを続け、結果あまり効果を実感できず行かなくなる、ということを繰り返して来ていました。

ただ、今回は「これで継続できなければもう最後!!」という謎の背水の陣の意気込みがあり、パーソナルトレーニングを申し込みました。当初はお試しで1回だけのつもりだったのですが、マンツーマンで1時間もフォームを見てもらい、補助してもらいながら正しいフォームでマシンやフリーウェイトをしてみると、なんとまぁこれまでの我流のスタイルがあまりにメチャクチャ、かつ「これじゃあ成果が出ないわな」と自分でもわかるくらいに感覚を掴むことができました。

例えば、早く成果を出すためにはどうすれば良いか?と考えた時、以前であれば「とにかく重たい重量でやれば良いんでしょ?」と思って闇雲にウェイトを上げていましたが、それでは一番力を入れやすい部位でカバーしてしまって本来大きくしたい部位の筋肉で重量を上げられていないなど、初心者からするとけっこう目からウロコなことが多かったです。

正しいフォームで適切に刺激が入って行く感覚を掴めて行くと、パーソナルトレーニング以外の普段のトレーニング時も効率的なトレーニングができるようになって行ったと思います。ただ、それでも身体の癖で徐々にフォームは崩れて行ってしまうので、その後も現在に至るまで月1回くらいのペースでパーソナルトレーニングは続けています。

また、仕事でも勉強でも他の趣味でも…何事にも当てはまるのですが、始めてからそれが習慣化、日常の一部化するまでの期間というのが、継続するのに一番重要な時期だと思います。
その一番大切な時期に早期に効果を実感できたことが、過去の挫折した時とは一番の違いでした。

「通いたくなる工夫」が施されたジムだったこと

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これは1よりも「そんなの人によるでしょ」的な話になると思いますが、あくまでも私感として挙げました。

直近の挫折時に通っていたジムは、あまり飾り気がない簡素な施設でした。会費は非常に安価でしたが、今通っているところのように別料金でパーソナルトレーニングのサービスなどはやっておらず、古い雑居ビルのオフィスのようなフロアにマシンが数台置いてあるだけで、鏡も家庭用の姿見よりもやや大きなものが1枚フロアにあるだけ、といった感じでした。

一方で、今のジムはそんなに高価ではないものの新しいテナントで営業していることもあり、天井が高くとても清潔です。加えて、フリーウェイトのコーナーは一面鏡張りになっていたり、鏡の前はライティングも凝っていて、ふとトレーニング中に鏡を見ると「あれ、以前より大きくなっている?」と思えたりするなど、自宅や日常生活では味わえない非日常を味わえる体験、つまり「通いたくなる工夫」がしてあると感じます。

ちょっと浅はかかもしれませんが(笑)、やっぱりこういう自意識をくすぐるような工夫というのも、私にとっては結構大事な要素だったように思いました。

自然と情報感度が上がったこと

最初からしっかりトレーニングを継続できた人や、元々身体を動かすのが好きな人にはなかなか理解してもらえないことでもあるのですが、過去にジムに通おうと思ったけど続けられなかったという挫折体験、失敗の記憶というのは、自分で思っていた以上に自信を奪っていたのかなと思います。

さすがにしっかりトレーニングをしている仲の良い友人などは例外ですが、Instagramなどでストイックなトレーニーの人がオススメに出てくると「スゴイな~」と思うと同時に「でも自分は挫折した身だしなぁ…」と、その都度挫折体験の記憶が呼び起こされて、そういう情報をなんとなく遠ざけて来たと思います。

ただ、自分自身が「今回はちゃんと続けられている」という事実が積み上がっていくと、同じ場面に出くわしても挫折体験を思い出すこともなくなりました。それでよくよくそういった人のSNSのアカウントを見てみると、初心者向けの正しいフォームの解説をしていたり、サプリメントの効能の解説をしていたりと、けっこうためになる情報を発信していたりすることに気づきました。このように、入り口の抵抗感がなくなったことで、入ってくる情報の量や質も変わって行ったと実感しています。

学生時代の「体育の授業の嫌な記憶」を乗り越えて…

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私はそもそも学生時代からずっと文化部で、スポーツは苦手な方に入ります。高校の球技大会なんかは確実に迷惑をかける側でした(笑)。なので長らくスポーツと聞くだけであまり面白くない記憶が呼び起こされました。

「得意ではないことをやらされる」というだけで体育の授業が苦痛なのに、体育の先生というのは元々スポーツが好き・得意という人ばかりであることと、私が学生の頃は今よりも高圧的で威圧感のある先生が多かったこともあり、ただただ単純にスポーツが得意ではないというだけなのに「ふざけてるのか」「根性が足りない」などと言われてきたものです(苦笑)。

ただでさえこうした学生時代の記憶から運動に対してネガティブな印象があるところからスタートし、更に3度の挫折経験がその上に断層のように重なり、今回のジム通いもかなりの「マイナスからのスタート」でした。

今回は教えてくれる人や刺激をくれる人がいて、情報を集めるツールを持っているというだけで、折り重なっていたネガティブな断層を打ち破ることができたかなと思います。

ただ、社会人になって以降に出会った人たちと「学生時代と今とで、今の方がラクだなと感じることは?」なんて話題になると、かなりの割合の人が「体育の授業がないこと」と答えるんですよね。これは私もけっこう驚きで「えー、それ思ってたの自分だけじゃなかったんだ!」と衝撃を受けたものです。

同じ「運動」というものに取り組むにも、時と環境が違えばここまで自分の心持ちも成果も違うものなのかと実感しますが、学校の体育教育ってそれがそのまま(今風に言うところの)スクールカーストにつながってしまっていたりして、しかも教師もそういうことには驚くほど無頓着だったりします(あくまでも大昔、私の時代は)。

何につけてもそうですが、ネガティブな記憶を覆すっていうのは本当に大変なことで、時間も労力もかかります。特に大人になって社会人歴も長くなればなるほど、仕事でも「得意なこと」が重視されるようになり、苦手なことはしなくて良い立場になっていきます。

そんな中で、「苦手なことを克服する」という体験をこの年齢になって体験できたことは本当に貴重な経験でした。今年も仕事も遊びもアクティブに過ごして行きたいですが、その傍らトレーニングもしっかり続けていけたらなと思いました。

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