初の文芸作品『虹色のディストピア』をリリースしました

どうも、英司です。本日は皆さまにご報告があります。

 

この度、わたくし英司は、note.muにて自身初となる文芸作品『虹色のディストピア』をリリースしました!

 

作品はこちらからご覧いただけます。

 

私はかつて大学の頃、映画制作のサークルに入っていたり、高校まで演劇をやっていたこともあり、シナリオを書いたことはありました(しかも我流)。しかし、文芸作品としてしっかり仕上げたものを世に送り出したのはこれが初めてです。

 

普段は社会やLGBTに関するコラムを書いていましたが、そうした場で書いてきた「思い」や「考え」を、文芸という方法で表現することにチャレンジしてみました。初めての試みで拙い表現もあるかと思いますが、ぜひお付き合いしていただければと思います。

 

「虹色のディストピア」主なあらすじ

 

主人公は大手精密機器メーカーで腕時計の宣伝担当として働くナオトという34歳のゲイです。仕事もプライベートも順調で、充実した毎日を送るナオトでしたが、ある時、勤務先の会社が「LGBTフレンドリー宣言」を行うこととなり、次第にこれまでうまく回っていた人生の歯車が狂い始めます。

 

これまで会社に入ってから何不自由なく暮らして来て、自立した社会人であるはずの自分に対し「悪意なき親切心」から哀れみの目が向けられるように。

 

次第に「LGBT=社会的弱者」として扱われることに苛立ちと不快感を抱くようになって行きます。

 

自分の知らないところで、どんどんと「弱者」のレッテルを貼られ、人々の「悪意なき親切心」や「正義」に翻弄され、そうした立場を受け入れざるを得ない世の中になっていく過程と、それに困惑するゲイたちの姿を細かく描きました。

 

また、ナオトとともに都会で働く自立した社会人ゲイであるヒロとユウキという登場人物を交え、どんな世の中になっても卑屈にならず希望を失わないゲイ仲間たちのひたむきさや友情に関しても、リアリティにこだわって描きました。

 

ぜひ、ストーリーをお楽しみください。

 

この作品で伝えたかったこと

 

「虹色のディストピア」では、昨今世間を席巻している『ポリティカルコレクトネス疲れ』をテーマのひとつとして扱おうと考えました。

 

差別や偏見と言ったデリケートな問題を「聖域」化させて議論をすることすら封じようとした結果、偏った情報や主張ばかりが「真実」と認定され、少しズレた認識が非当事者間で広く共有されてしまい、余計に当事者を困惑させるという事例は後を絶ちません。

 

人前で議論されることすら憚られるような「聖域」の拡大を許した結果、「親切心」や「正義」が暴走を始め、やがて悲劇を生むという過程をやや誇張気味に風刺することで、こうした「聖域」が膨張し続ける今の社会に対し一石を投じたい思いがありました。

 

よろしければ、ぜひご一読ください。よろしくお願いします。