はじめに

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はじめまして、英司と申します。

今回は第1回ということもあり、ざっくばらんに今後書いて行きたいテーマを紹介しつつも、自己紹介をしたいと思います。

私についての基本情報

このブログの筆者・英司は、1985年生まれ。会社員の父と主婦の母の間に3人きょうだいの末っ子として生を受けました。家庭は裕福でもないけど貧しくもない中流の核家族で、首都圏郊外の街で育ちました。言わば「ものすごく平凡で、ものすごく標準的な日本人そのもの」とでも言えるでしょう。

恐らくバブル崩壊の頃に物心がつき、思春期・青春期の大半を「失われた20年」「平成大不況」の日本社会の中で暮らしてきました。記憶にある時から日本はずっと不景気でした。

地元の市立中学に進んだ際には演劇部に所属。その後は県立高校に進み、高校でも演劇は続けたものの、かなり緩い部活だったためバイトにも精を出し、バイト、部活、ほんの少しだけ勉強(笑)に忙しい毎日。高校卒業後は都内の私大に進学しました。

大学時代は社会学を専攻しており、主に都市社会学や世論調査、広告・宣伝、PR関係の勉強をしていました。その傍らで自主制作映画サークルに所属し、多くの友人もでき、大変充実した大学生活でした。

卒業した後は広告会社入社します。営業職や渉外職を経験した後に転職し、2010年より現在に至るまで宣伝・PR・WEBマーケティング関連の仕事をしています。昔から小劇団やストリートパフォーマンスの盛んな中央線カルチャーに興味があったので、現在は東京・高円寺に暮らしています。そして、セクシュアリティはゲイです。

ゲイとしてブログを書くと決めた理由

「ゲイって!!何を唐突に!!」とお思いの読者さんもいらっしゃるかもしれませんが、このブログで日常のことや私の考えを書く上で実はこれは大きな要素の1つとなります。

これからいろいろなことを書いて行きたいと思っていますが、まず今日はセクシュアリティのことを中心とした自己紹介をして行きたいと思います。

ゲイは何かと大変!?

よく「日本ではゲイの人は差別されていて大変じゃない?」と聞かれることがあります。

この答えは非常に難しいところです。私は「差別」に関しては、様々な事例を見る限りキリスト教圏の他の先進諸国の方が余程酷いと考えています。その中には、同性婚をできる国や法律で明確に同性愛者への差別を禁止すると明文化されている国もあり、一見日本よりも差別がない国のようにも思えますが、逆を言えばそれだけ日常的に身の危険を感じるほどの暴力や犯罪の歴史があったということです。それに、たとえ制度面では先進的でも、人の意識の変化はもっとゆっくりとしたもので、日常的な蔑視やイジメなどと言った問題に関しては日本よりも深刻なケースが多いのが実情です。

ただ、だからと言って日本が同性愛者にとって無批判に暮らしやすい社会かと言えば、そうとも言えません。私は日本の場合は「差別」というよりも「不便」が目立つ社会だと感じています。

単純に1番わかりやすいところで言えば、2011年現在の日本で、私たち同性愛者には男女のようにパートナーと結婚する権利がありません。

ゲイであることを悩んだ過去

私は今ではゲイの友人も多く、週末はゲイタウンやゲイイベントに遊びに行ったりしていますが、思春期・青春期の頃は近くに同性愛者であることを公表している人がおらず、いたとしても同性愛者なんてテレビでお笑いのネタにされるような人ばかりでした。

「自分はこんなんじゃない!!」

と自分で自分のセクシュアリティが認められずにいました。学校の友達は次第に女の子に興味を持ち始め、やっぱり自分は“普通じゃない”と・・・すごく孤独で、なんだか取り残されたような孤独感に苛まれてきた過去があります。

と、少し暗い話ばかりになってしまいましたね。このブログはこんな不幸自慢をするつもりで始めるわけではありません!

それでもやっぱりゲイって楽しい!?

もちろん、ゲイとして「あ~、自分って得してるなぁ!」と思う部分もたくさんあります。しかもそれは、高校生の時よりも大学生の時、大学生の時よりも社会人としての今、と言った具合に、年齢や人生経験が増えるにつれてそう思う機会は増えてきています。

例えば1番身近なところで言えば、いろいろな職種・業種・立場の人と交流が持てること。少し世代の離れた方とも、セクシュアリティという共通点を持ってすれば意外と仲良くなれてしまうこともあります。

毎年、だいたい同世代のゲイ仲間たちとは恒例行事となっているお花見や海やBBQはもちろん、週末のクラブイベント、新宿2丁目などの行きつけのゲイバー、大人数でのホームパーティなど、大人になるといろんな場所でいろんなゲイの人とお友達になります。その度に驚かされるのは、その場にいる人たちの従事する仕事の職種・業種の多様さです。

普段仕事をしていると、どうしても同じ会社の人や同じ業界の人とのありきたりな話に終始しがち。
しかしゲイ同士で集まると右隣に座っている彼は医療関係の仕事をしていて、左隣に座っている彼はIT関係、向かいの彼はアパレル関係で、斜め向かいの彼は・・・と言った状態になるのは日常茶飯事。

違う業界の人との話にはとても新鮮な発見もあって、それをわざわざ「異業種交流会」などと銘打たなくても自然とそんな集まりが発生してしまうのがゲイの良いところだったりもします。

なんと言っても旅行は最高に楽しい

僕は個人的には、旅行に行く時が一番「ゲイに生まれて良かった~」と感じます。

ゲイのお友達がいらっしゃらない方や、まだまだ自分のセクシュアリティに悩んでいる方などは「旅行!」なんて言われてもピンと来ないかもしれません。無理もありませんよね。

よく私も異性愛者の友達から「アメリカやヨーロッパはゲイが多いみたいだよね」と言われるのですが、この発言、半分は当たっていて、半分は間違っています。

より正確に言えば「アメリカやヨーロッパにはゲイであることをカミングアウト(公表)して、人目を気にせず堂々とゲイライフを楽しんでいる人が多い」というのが正しい表現で、実は社会の中に占める同性愛者の割合は世界中どこへ行っても一定の割合だと言われています。

つまり、それなりの経済水準の国で、厳格な戒律のある宗教が支配していない国の首都や大都市には、大小の差はあれ「ゲイタウン」なるものや「ゲイクラブ」「ゲイバー」などがあるものなのです。

セクシュアリティという共通点は先ほど業種や世代を簡単に超えて仲良くなるきっかけになるというお話をしましたが、時に国籍や言語の違いまでもを超えてしまうのです!

ちなみに言うと私は学生時代に留学経験もないし、海外旅行にハマったのは社会人になって数年してからのこと。もちろん語学力だってほとんどなく、英語力に関しては大昔に大学受験で勉強したのが最後。外国ではほとんど言葉なんて通じません。それでもなんとかつたない英語で頑張って会話をしていて、現地のゲイとは不思議と仲良くなってしまう。

これまで訪れた国や都市は、卒業旅行で行ったタイを皮切りに、ニューヨーク、韓国、台湾。どの国にもゲイのためのクラブやバーがあって、そこで仲良くなった現地のゲイたちにオススメの観光スポットを教えてもらったり、一緒に飲みに行ったり食事をしたりしていました。

一番のお気に入りの国は…

中でも1番のお気に入りは台湾です。この記事をお読みのゲイの方で、台湾へ行かれたことのある方のほとんどは納得でしょう(笑)

2009年に初めて訪れたときの感動が忘れられず、思わず翌年にもう1度行ってしまったほど。首都の台北のみならず、新竹、南端の高雄と、台湾新幹線を使って西海岸を縦断しました。

私にとって台湾は、初めて行く東アジアの旅でした。戦争などの歴史があるので、東アジアでは基本的に日本人というのは嫌われているものだと思い、滞在中は非常に節度ある行動を心がけようと思っていました。

周囲の台湾へ訪問経験のある友人たちは皆口を揃えて「あそこはすごく親日的だから何も心配しなくて大丈夫だよ」と言ってくれていたのですが、それは「東アジアの中で比較的反日感情が緩やか」という意味だと解釈して、出かけて行きました。

到着して早々、心配していたことのほとんどが杞憂であったことは一晩で、いや一瞬で思い知ることとなります。街を歩いている人も、ホテルの人も、お店の人も、とにかく親切。私が外国人だとわかるとすぐに話しかけてきてくれて、親切に道を案内してくれます。おまけに日本から来たと告げると、知っている日本語を話してきたり、日本に旅行に行った際の思い出話をしてくれたりしてとても親切にしてくれることに大変驚きました。

一般的な台湾の方々はもちろんですが、それは台湾のゲイクラブにいたゲイの方々も一緒で、本当に親切にしてくれました。時間が空いていたらガイドブックにも載らないような地元の市場やお寺を案内してくれたり、自分の友達を呼んで紹介してくれたりと、ゲイならではのハンドメイドな旅を1番謳歌できる国だったように思います。

おまけに、イケメンさんがとても多い!!(ここ重要です・笑)

台湾のオススメスポットや楽しみ方なども、今度ブログの記事として扱っていきたいと思います。

このブログの名前について

そんなわけで初回ということもあり、長い自己紹介記事で失礼いたしましたが、なんとなくこのブログの方向性をご理解いただければと思います。

正直言って世の中も不景気で暗い出来事ばかりで、社会や大人も悲観的なことばかり言っていた時代に青春時代を過ごした私です。自身のセクシュアリティを受け入れるまでにも、短くはない時間がかかりました。ただ、今では明るく前向きに、それなりに楽しく充実した日々を送れるようになりました。

このブログのタイトル「陽のあたる場所へ」は、暗い場所から明るい場所へ向かうこと、つまり、大人になるにつれ自らのセクシュアリティも受け入れ、自分なりに徐々に明るい毎日を手に入れていく、そんな日々の中で感じたことを残して行ければと思い、このブログのタイトルに決めました。

拙い文章も多いかもしれませんが、どうぞ末永くよろしくお願いいたします。

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